卒業制作優秀作品集 2019

塚本英世賞

コミック・アート学科 美術・工芸コース(版画)

齊田 詩乃

はだざわり
技法・素材
シルクスクリーン、シンナープリント、スタンプ、紙、インク
私は日常において、身体の感覚を大事にして生きています。自らの体温や触覚を切り離したくなったり、心臓の鼓動を遠ざけたくなったりしながら、それでも大事にしています。嫌いになったり信頼したりを繰り返す不器用な執着を作品にしました。

校長賞

総合デザイン学科 デジタルデザインコース

居林 花菜子

BORDER -無意識を意識する-
技法・素材 :
使用ソフト / TouchDesigner、After Effects、Illustrator 素材 / 布、椅子
人は他人と距離を取ることで自分の心を守っている。無意識に感じる距離は目には見えない。そして、その感じ方は人それぞれ違う。他者と向き合うことは、自分の知らない自分自身と向き合うことだ。目に見えない境界をこの作品を通して感じ取ってもらえればと思います。

ミネアポリス
美術デザイン大学 学長賞

総合デザイン学科 グラフィックデザインコース

阪本 夏音

iNTO THE VOiD
技法・素材 :
Illustrator、光沢紙、イラストボード
4年前からスマートフォンのメモに記録している夢日記をもとに、夢の内容をグラフィックイラストで表現したアートブックを制作しました。グラフィック版シュルレアリスムです。

総合デザイン学科 イラストレーションコース

竹内 月美

よみほんにほん
技法・素材 :
色画用紙、和紙、デザインカッター、イラストボード、Illustrator
地形とは、自然界に存在する美しい形の一つである。けれども私達はそれに必要以上に興味を持たない。私は、それに物づくりの可能性を感じ、自分に昇華し得意な切り絵と合わせ、全く新しい日本の地図帳を制作しました。

総合デザイン学科 インテリアデザインコース

太田 真静

しろのたからばこ ~子どもの“遊びと育み”の施設~
技法・素材 :
ミクストメディア
今は少子高齢化の時代、子どもの数は減少傾向にあります。より子どもたちが大切な存在になってくるのではないでしょうか。多くの想いや理想を形にしたいと思い、子育て世代や子どもたちの成長をサポートできるような子どもの施設を考えました。

コミック・アート学科 美術・工芸コース(絵画)

片山 七海

たま三郎、世界を巡る ~アラスカ編~
猫ほど愛され上手な生き物はいないと思う。ふてぶてしくて図々しいのに、どうしてか憎めない。きっと自分の可愛さを理解しているに違いない。たま三郎はすべての生き物に可愛がられるため、今日も自由気ままに世界を巡っている。

総合デザイン学科 プロダクトデザインコース

木本 陽穂里

Kururi(クルリ) -粘着カーペットクリーナーデザイン-
技法・素材 :
ケミカルウッド、プラスチック
私は“デザインの力で日常の不便や不自由を軽減、解消したい”という想いがあります。今回は従来品の不便な点を解消できる新しい粘着カーペットクリーナーの形を企画しました。隅のごみまでキャッチするローラーと扱いやすいグリップ形状、空間に馴染みやすいデザインで、モデルを制作し、商品としても納得のいく仕上がりになりました。

コミック・アート学科 マンガコース

遠藤 はるか

懺紅の椿 -ザンコウノツバキ-
技法・素材 :
つけペン、製図用インク、アクリルガッシュ、透明水彩、スクリーントーン
私が好きな人形をテーマに漫画ができないか、と思いこの作品を描きました。また、もう一つのテーマとして「出会い」があります。この作品では人形がとある青年と出会うことで大きく人生を変えます。ぜひ自分の中にある様々な出会いに思いを巡らせながら漫画を楽しんでください。

コミック・アート学科 コミックイラストコース

横田 飛鳥

優等生vs問題児
技法・素材 :
クリップスタジオ
この作品は、私がキャラクターデザインから細かく作り上げています。そのキャラクター達を動かした絵が描きたいと思い制作しました。特に争っているシーンでは、背景や床に散らばっている用具等を、一つ一つ細部までこだわって描き込んだので見ていて楽しい作品に仕上がっていると思います。

コミック・アート学科 アニメコース

林 咲来

運命(さだめ)
日本の文化で言う、殺陣に焦点を当て、さらにエフェクトを加え、刀の迫力を出しています。

コミック・アート学科 美術・工芸コース(アクセサリー)

滝野 瑛梨

胡蝶の夢
技法・素材 :
木、銅、洋白、真鍮、銀、フェルト、石
西洋の年代物の宝箱を表現するため、木の塗装は暗いエボニーを使用し金属もあまり光らせずに、暗すぎないよう明るい色のフェルトを取り入れて古めかしさを演出しました。毛彫の模様も植物と幾何学で統一させ、さらに豪華さを出すため石を着け、シリーズとして共通する部分のデザインや金属を一種類のみにしないよう注意しました。

コミック・アート学科 美術・工芸コース(陶芸)

井上 翔太

「Shape Laboratory」
技法・素材 :
鋳込み
この作品は、風船の中に石膏を流し込み、手で握った形や質感を原型にして石膏で型を作り鋳込んで出来たものを再構築して作りました。一つの形で見るのとは違い、三つの形を組み合わせ積み上げることで、また違う様々な形に見えてきます。人それぞれ見る視点や感じ方、価値観が違うため、生き物や臓器の様に見えるかもしれません。

卒業制作展
ポスター公募
校長賞

コミック・アート学科 美術・工芸コース(版画)

齊田 詩乃

ote
技法・素材 :
シルクスクリーン、紙、インク
他人に触れることで生まれる私の輪郭、自他との境目のようなものについて考える。透明になりたいです。