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コミック・アート学科 2年制

美術・工芸コース

本コースには、他のコースとは異なる「学びのシステム」があります。まずは、入学後半年間で、「絵画」、「版画」、「アクセサリー」、「陶芸」、4つの美術・工芸分野をそれぞれ体験しながら、造形の基礎、基本的な技術や知識をしっかり身につけ、豊かな創造力と感性を養います。 そして、1年生の後期からは、4つの分野から自身が望む分野を決めて特化し、さらに高い技術と知識を習得して表現力を磨き、美術・工芸アーティストとして第一線で活躍できる力を身につけることをめざします。また、習得した技術と知識を活かすことができる企業への就職や、芸術系大学への編入学も視野に入れて学ぶことができます。

卒業生

画家

冬耳

2001年 卒業

ギャラリーや美術館のグループ展、アートフェアなどに数多く出展。ライブペインティング、インスタレーション、テキスタイル提供など、幅広く活動している。


知識や経験、既成概念を
凌駕する“何か”を描きたい。

ビセン時代は、アフリカ美術が好きでした。先生から「一度アフリカへ行ってみたら?」と言われて、卒業後に実行したんです。現地で感じたのは、アフリカの風土や気候があって、あの美術が生まれているのだということでした。憧れたところで真似でしかなく自分が日本人だということを思い知らされました。旅行後に作品が劇的に変化したわけではないのですが、それ以降自分の経験を素直に出せていけるようになりました。日本のアニメ文化やグラフィックデザインなど、幼い頃から身にしみているものを押さえ込むのはもったいないですから。1ヶ月のアフリカの旅は気持ちの上で得たものが大きく、作品が徐々に自由になっていったと感じます。今、メインにしているテーマは、人が普遍的に持っている価値観はどこからやってきているかということ。例えば、赤い液体は血を連想させることによりマイナスのイメージにつながります。ですがそのような概念を取り除いたときに、人が赤い液体を見てどう感じるだろう、とか。グロテスクな印象のものをポップな色や形で組み合わせることにより、イメージと違うものにできないかなどと模索しています。最近は特に、日本に古くから伝わる自然観や信仰などを表現のきっかけとして作品を制作しています。知識や経験、既成概念を凌駕する“何か”を描きたい。そこには、国や文化を超えて誰もが共有できる原初的な美しさがあるのではないかと考えます。

個展「Daily hope」より(山梨県立美術館 キュレーターズ・アイ:森村誠 展)
絵画

卒業生

版画アーティスト

岡田 翔吾

2011年 卒業

SHOGO OKADA

カナダ/トロントで
版画アーティストとして活躍中

版画を選んだのは、その作業感に惹かれたからだったんですが、いざやってみると、めちゃくちゃ面白くて。一通りの技法を教えてもらった結果、シルクスクリーンが一番合うなと感じました。木版画や銅版画、リトグラフのときより、断然アイデアがわいてくる。やり始めてすぐに、コレでごはんを食べていきたいと思うようになったんです。拠点に選んだのは、トロントの工房兼ギャラリー。施設が整っていて夜遅くまで使えるから、かなりの時間を創作に費やせます。今は別のギャラリーにも置かせてもらっているんですが、まとめて買ってくださるコレクターの方もいて。やっぱり売れたときに一番、やりがいを感じますね。じゃないと生活もできないし。「すごいね」じゃなく、買ってもらえるのが一番の評価だと思っています。向こうで売り込むには、作家性や作品を理論立てて説明することが重要。ビセンでは、自分の作品を説明しろという授業も多かったんで、その経験も役立っています。少人数で教室もプレス機も自由に使わせてもらえたし、なんでも教えてもらえたし、とても贅沢な時間でした。何より、先生が最高。先生の作品とか、創作に対する姿勢とかも、すごく好きで。憧れを置ける先生に出会えたのはホント、ラッキーだったと思います。


 

ビセン卒業が近づくにつれ、海外で勝負してみたいと思うように。その第一歩として、ワーキング・ホリデーで渡航できる国のなかで、版画の文化レベルが高いカナダを選んだ。グループ展やアートフェスにも精力的に参加し、個展も開催。全国的なイベントで最優秀作品に選ばれ、現地の雑誌や新聞にも取り上げられている彼は今、作家として生きている。

アーティスト 岡田 翔吾 2011年 卒業
 

ビセン時代、好きな音楽であるヒップホップに多用されているサンプリングに着目。マンガやポスターなど既存の作品をはじめ、視覚情報をモチーフに、イメージを簡略化して再構成。自分流に消化し表現することで、新しいイメージを浮かび上がらせている。ヒップホップ同様、モチーフがわかってもわからなくても楽しめる点を重視し、現在も追究。
過去の楽曲や音源の一部を引用し、再構築して新たな楽曲を製作する手法のこと。

アーティスト 岡田 翔吾 2011年 卒業

渡航翌年の2012年、トロントで開催されたオークション形式の展覧会「OpenStudioNational PrintmakingAwards“100 Prints2012”」で
1stprizeを受賞。各所で高い評価を得ている。

アーティスト 岡田 翔吾 2011年 卒業 アーティスト 岡田 翔吾 2011年 卒業

版画

卒業生

アクセサリー&フェイクスイーツ・アーティスト

加藤 涼子

1998年 卒業

RYOKO KATO

愛情を込めた2つのブランド、
どちらもビセンがルーツです。

在学中に彫金アクセサリーのブランド「RMR」を立ち上げ、インターネットでの販売と受注製作を中心に活動。商品の粗品として地元である神戸らしいものを…と考えた結果、お菓子をモチーフにしたオマケを粘土で製作し始めたんです。すると世間ではスイーツデコブームが到来。貴金属を扱うブランドとは別に「Dolce Mente」もスタートさせました。お菓子の造形表現は誰からも教わることなく、過去に学んだ経験を活かして試行錯誤しながら開発。彫金の技術を応用して原型をつくり、ゴム型から複製する技法を編み出しました。その製作方法がやがて広がり、今やフェイクスイーツづくりでも常識に。現在は、企業のキャンペーングッズなども担当。お稽古教室でつくり方の指導もしています。私の物づくりの基盤は、ビセンでの学び。愛情を注いで一生懸命つくった作品を購入していただくことは、お客様にその品物を認めてもらった証です。先生や同級生たちと「技術も大事だけど、愛情が込められていないと魅力的な作品にはならない」なんて語り合った思い出を、今でも大切にしています。

愛情を込めた2つのブランド、どちらもビセンがルーツです。
愛情を込めた2つのブランド、どちらもビセンがルーツです。
フェイクスイーツ・アーティスト 加藤 涼子 1999年 卒業 RYOKO KATO

兵庫県出身。ウエディング用のイミテーションケーキやのディスプレイ用のマカロンタワー、ペットボトル飲料の景品原型など幅広く手掛け、数多くのメディアにも登場。スイーツデコの先駆け的存在でもある。2014年4月からは、大阪美術専門学校で非常勤講師を務めている。

「Dolce Mente」は「甘く、やさしい心」を表す音楽用語。ポジティブな意味を持つ「RMR」とともに、人が見て、喜んで、笑顔になるモノづくりを軸にしている。

「Dolce Mente」は「甘く、やさしい心」を表す音楽用語。ポジティブな意味を持つ「RMR」とともに、人が見て、喜んで、笑顔になるモノづくりを軸にしている。

「Dolce Mente」は「甘く、やさしい心」を表す音楽用語。ポジティブな意味を持つ「RMR」とともに、人が見て、喜んで、笑顔になるモノづくりを軸にしている。
工芸

卒業生

陶芸家

青木 挙

1992年 卒業

KEN AOKI

訴えかけてくる
やきものの力。

古いやきものが発する、もの自体のエネルギー。自分も炎で焼くことを一からやってみようと、薪を燃料とする穴窯を手作業で築いて、作品づくりに取り組んでいます。穴窯の場合は、木も素材になるし、同じ土を使っても全然違う仕上がりになる。この窯ならではの表情が出るのはもちろん、ふたつと同じになりません。人もやきものも、ほかと同じじゃ面白くない。そう教えてくれたのはビセンでした。学びのすべてが陶芸に直結していて、在学中は終始、没頭していましたが、今も会社での製陶、家内とのブランドでの器づくり、作家活動と、陶芸漬けの毎日。
訴えかけてくるやきものをめざしています。

訴えかけてくるやきものの力。
陶芸家 青木 挙 1993年 芸術研究科 陶芸コース修了 KEN AOKI

卒業生

陶芸家

正守 千絵

2001年 卒業

CHIE MASAMORI

「楽しい!」が今も原点。

直接、素材にふれ、自分の手でものがつくり上がることに、「楽しい!」って感動したビセン時代。立体に命を吹き込むような授業が性に合っていたんですね。器づくりの勉強のため、多治見の学校へ再進学。そこで自分が好きな方向性を再認識し、立体作品に絵付を施す今の作風になっていきました。コンペでの初受賞が、写真家・アラーキーこと、荒木経惟さんからの審査員特別賞だったんですが、「見ると幸せになる!楽しさが伝わってくる!」と評してもらえ、励みになりました。自分が楽しんでつくらないと、観る人も楽しめない。「楽しい!」から続けているし、続いているんだと思います。

「楽しい!」が今も原点。
陶芸家 正守 千絵 2002年 芸術研究科 陶芸コース修了 CHIE MASAMORI
陶芸

学生作品

  • 学生作品
  • 学生作品
  • 学生作品
  • 学生作品
  • 学生作品
  • 学生作品
  • 学生作品
  • 学生作品
  • 上甲みつき上甲みつき
    「spotlight1-6」
    シルクスクリーン
  • 上甲みつき上甲みつき
    「おかめ」
    シルクスクリーン
  • 岡村絵理岡村絵理
    「wormwool」
    メゾチント
  • 岡村絵理岡村絵理
    「23歳」
    メゾチント
  • 漢嘯漢嘯
    「瞑想I」
    木口木版
  • 漢嘯漢嘯
    「瞑想 Ⅱ」
    木口木版
  • 漢嘯漢嘯
    「私と豚たち Ⅱ」
    木口木版
  • 岩田恵佳岩田恵佳
    「まだ」
    シルクスクリーン
  • 岩田恵佳岩田恵佳
    「夏」
    木版画
  • 岩田恵佳岩田恵佳
    「天文館にて待つ」
    木版画
  • 志保澤香織志保澤香織
    しほくんの独り言「自分一人で立っているつもりだった。」
    消しゴム版画
  • 志保澤香織志保澤香織
    しほくんの独り言「わたしは貝・・・」
    消しゴム版画
  • 志保澤香織志保澤香織
    しほくんの独り言「二人で分けて食べるアイス」
    消しゴム版画
  • 松浦鈴香松浦鈴香
    「みつご」
    木版画
  • 松浦鈴香松浦鈴香
    「大きくなりすぎた」
    リトグラフ
  • 松浦鈴香松浦鈴香
    「本の世界」
    木口木版
  • 松下茜松下茜
    「最愛の」
    リトグラフ
  • 松下茜松下茜
    「間違うこと」
    シルクスクリーン
  • 松下茜松下茜
    「夢見ごこち」
    木版画
  • 森春香森春香
    「ポーラちゃん」
    シルクスクリーン
  • 森春香森春香
    「大好き」
    リノカット
  • 森春香森春香
    「放課後」
    木版画
  • 西崎大貴西崎大貴
    「4人」
    シルクスクリーン
  • 西崎大貴西崎大貴
    「死後の世界」
    モノタイプ
  • 西崎大貴西崎大貴
    「僕は立体派」
    モノタイプ
  • 福井美憂福井美憂
    「蝶々の標本」
    木版
  • 福井美憂福井美憂
    「100個の箱」
    ミクスドメディア
  • 福井美憂福井美憂
    「夢儚々」
    メゾチント
  • 木内天木内天
    「O氏が結婚」
    木版画
  • 木内天木内天
    「刺繍」
    木版画
  • 木内天木内天
    「先書いたことがしらけてしまう」
    木版画
  • 野村菜乃佳野村菜乃佳
    「豆本」(小さな作品集、24ページ)
    シルクスクリーン
  • 野村菜乃佳野村菜乃佳
    「cake」
    エッチング・アクアチント
  • 野村菜乃佳野村菜乃佳
    「夢時 -ゆめじ-」
    エッチング・シルクスクリーン
  • 学生作品川上結希
    「もてたい。」
  • 学生作品
  • 学生作品
  • 学生作品
  • 垰田垰田
    「Forst」
  • 菱田衣香菱田衣香
    「水差しセット」
  • 宮崎真美宮崎真美
    「Sanctuary」
  • 宮崎真美
    「Sanctuary」
  • 梶谷衿梶谷衿
    「ガラクタ時計」
  • 後藤梓後藤梓
    「gaudy」
  • 梶谷衿香梶谷衿香
    「木目金」
  • 学生作品山口征洋
    「彩色象嵌花器」
    ひもづくり
  • 学生作品升谷佳子
    「増殖」
    ひもづくり
  • 学生作品小田麻美
    「牧場の朝」
    ひもづくり
  • 学生作品西野里菜
    「夢想の街」
    ひもづくり
  • 学生作品大橋ゆかり
    「クネクネ」
    ひもづくり
  • 学生作品崔在休
    「彩色波文華器」
    ひもづくり
  • 学生作品伊与田盟
    「2月22日」
    くりぬき
  • 学生作品佐藤真也
    「ミゼットがゆく」
    くりぬき
  • 学生作品武内徹
    「ゼロ戦」
    くりぬき
  • 学生作品山本百合子
    「三彩鳥紋盛鉢」
    型おこし
  • 学生作品駒坂良子
    「イチゴ」
    型おこし
  • 学生作品西野里菜
    「ハイエナ」
    型おこし
  • 学生作品西野里菜
    「つきのゆめ」
    たたら
  • 学生作品浅岡菜津子
    「染め付け草文水注」
    たたら
  • 学生作品瀧本亜佑真
    「シロクマ」
    たたら
  • 学生作品網引康人
    「◯・△・□」
    たたら
  • 学生作品宮口実可子
    「トゲトゲの器」
    はりつけ
  • 学生作品宮口実可子
    「つぶつぶカップ」
    はりつけ
  • 学生作品飯干まどか
    「ティータイム」
    はりつけ
  • 学生作品伊吹美恵子
    「朝の器」
    鋳込み
  • 学生作品尹美善
    「立華」
    鋳込み
  • 学生作品土居恵美子
    「月のあかり」
    鋳込み
  • 学生作品荻田泰子
    「碧釉魚紋深鉢」
    ろくろ
  • 学生作品岩波直子
    「真昼の月の夢」
    ろくろ
  • 学生作品吉野泰之
    「a bud of land」
    ろくろ
  • 学生作品小田麻美
    「草花文掻落皿」
    ろくろ
  • 学生作品浅岡菜津子
    「-Lace-」
    ろくろ
  • 学生作品南由紀
    「掻落釉彩葉文様」
    ろくろ
  • 学生作品北川知美
    「air man」
    ろくろ
  • 学生作品李恵美
    「ユーモアカップ」
    ろくろ