2011年9月アーカイブ

台風一過の...

2011年9月30日

 
 もたもた、ふらふら、グルっと回ってまたふらふら。
 日本各地に甚大な被害をもたらした台風15号が通り過ぎ、
 快晴の秋晴れといかないまでも、
 さわやかな風が吹き抜ける9月22日の午後、
 キャラクター造形科の1年生は恒例の秋の遠足…?
 西宮市大谷記念美術館で開催中の
 「ボローニャ国際絵本原画展」に出かけました。

 この展覧会は、イタリア・ボローニャで行われる
 世界的な絵本原画(イラストレーション)のコンペで、
 今年で45回目を数え、これまで多くの絵本作家を
 輩出した権威のあるものです。


世界中からプロ、アマチュアを問わず、
今回は58カ国から2836作品の応募があり
76の作品が選ばれ展示してあるそうです。

入り口には大きな看板になっている猫の作品があり
(槙下 晶・日本)、緻密でなおかつユーモラスな
表情の猫たちが出迎えてくれます。

記念写真を撮ろうと提案しましたが、あっさり無視され、
学生たちは会場へと入っていきました。
ここからが本番なのですが、写真撮影はもちろんダメ
 
 

 自分の目で、さまざまな国の多様な文化と技法に
 裏打ちされた作品群と対話します…、
 対話したと信じていますが…

 手描きはもちろん、シルクスクリーン、
 木版、鉛筆、水彩、CG、それらの混合技法と
 多彩な作品が目白押しで続きます。

 作家の個性とその人が暮らす風土、文化を
 感じながらの貴重な時間が過ぎていきました。 



会場を出ると、出版された絵本が並ぶ部屋や
展覧会グッズのコーナーがあり、カタログに
見入る学生や記念のグッズを買い求める学生など
有意義な締めくくりとなったと確信!?しています。

最後に特別展示があり、「フィリップ・ジョルダーノ」の作品が
とても印象に残りました。ボローニャSM出版賞第1回受賞者で
「かぐや姫」を絵本化した作品が、非常に個性的で
日本人の感覚とはずいぶん違う昔話のイメージでした。
興味のある方は是非、書店で探してください!
目を見張ること請け合いです。

 (キャラクター造形学科 N)

台風が過ぎ去るとともに、一気に秋らしい気候に
なってきましたね。そんな中、本校にて
NPO法人全国美術デザイン教育振興会(ADEC)主催
『第23回 全日本高校デザイン・イラスト展』
近畿・中部地区審査会(全国4地区)が行われました。

テーマは、デザイン部門は「復活、再生、復興、
がんばれニッポン」
、イラスト部門は、自由となっています。

今年は東日本大震災という忘れてはならない出来事があり、
つい先日、台風による大きな被害も全国各地でありました。
今まさに日本全国が一致団結しなければならない時、
これ以外考えられないテーマとなりました。

作品は、全40校から約800点も集まりました。
人それぞれの作品があるのはもちろんのこと、
学校独特の特色が出ていたりもして、
十人十色ならぬ十校十色の作品があり、
見ているだけで楽しませて頂きました。

それらを審査するのが、我らが美専教職員審査団
先生方にも個々別々な感性があり、色々な感想が飛び交う
笑顔の絶えない審査会となりました。でも当然、
真剣かつ厳正な審査を行っていますので、ご心配なく


 厳しい地区審査の結果、全国審査会に推薦される47点と、
 近畿・中部地区展の敢闘賞新人賞が選ばれました。
 今後、推薦された47点の作品は、
 最後の審判となる全国審査会(東京)へと続き、
 審査発表は10月初旬‐中旬頃となる予定です。

 この近畿・中部地区からいくつの賞が選ばれるのか、
 非常に楽しみです。またこの中から新たな美専生が
 誕生してくれることを期待したいですね

 この地区審査会で選ばれた作品と、全国から
 集まった作品の中から入選した作品による 
  全国巡回展が行われます。まずは北海道から、
 その次は我らが近畿・中部地区です。
 ぜひご覧ください!
 

 第23回全日本高校デザイン・イラスト展
  近畿・中部地区展

  2011年11月12日(土)ー16日(水) 
  10:00ー17:00
  大阪美術専門学校 ギャラリー 


美専では昨年に引き続き、夏休みにインターンシップを行ないました。

「インターンシップとは、在学中に企業で一定期間、就業体験を行なう制度です。
就業体験を通じて、仕事に対する興味・関心等を高め、就業意識を身につけて下さい。
一人でも多くの学生が、インターンシップに参加してくれることを希望します。」

キャリア支援センターは、こうした想いをもち学生さんをサポートしています。

  今年は2年目なので、より多くの学生さんが希望し、
  様々な企業さんで研修させていただきました。

  その中から8月下旬から9月上旬にかけて
  アイコム株式会社で10日間研修させてもらった、
  プロダクトデザイン専攻3年生の
  阿部陽介さんに感想を聞いてみました。
  彼は普段から就職活動に熱心な学生さんです

  『プロと直接関わることで、デザインの進め方、
  考え方を学び、自分に今必要なもの、
  社会から必要とされるものを知り、
  今後の発展へとつなげることが課題でした。
  実際の現場に触れることで、
  プロから得るものはとても大きかったです。

他の大学生も大学によって様々で、得るものが多かったし、
逆に影響を与えることもできたと思います。
プロと言っても一人一人が違う考え方をもっていて、
それぞれが納得できるものだったし、
自分なりの考えを持つことも大事だと学びました。

またポートフォリオのプレゼンをする上で、
企業側はどのようなところを見ているのか、
そのためには自分はどうすればいいのかを、
一人一人丁寧に教えて頂き、
今後の就職活動に向けての課題が見えました。

研修に行ったことで自分のデザインに対する
追求の甘さを知ることができました。
逆に自分の強みを知り、そこを企業側に伝えることが
できるようにならなければならないと痛感しました。

今の時代に求人の乏しい業界で
うまくやっていけるかどうかとても不安になりましたが、
だからこそ今自分ができることを探し、
人よりすぐれた人間にならなければならないと感じました。』

今回の「インターンシップ」を受け入れて頂いた企業の中でも
アイコム(株)は最も厳しくハードな研修であったでしょう。
阿部君は大変がんばったと思います
今後の就職活動に大いに活かしてほしいですね!

 (キャリア支援センター)


イロ≒カラ

2011年9月26日

 朝晩すっかり涼しくなりましたね。
 秋はやっぱり芸術の秋。
 美専ギャラリーも展覧会が目白押し。
 後期の先陣をきって開催中なのは、
 グラフィックデザイン専攻2年生Aクラス 写真展「色殻」

 タイトルに込められたものは、
 制作することで、自分の「色=color」を見つけ、
 同時に自分の「カラー=殻」をやぶっていければ
 という思いです。


 
 この写真展は、授業の中で制作したものを、
 きちんと人に見てもらうことで、緊張感を生み、
 作品自体のレベルアップを図るのが目標だと
 「フォトII 」担当の藤原純子先生。

 いつもは課題提出で終わりなのですが、
 こうして展示するとなると、フレームをどうしようとか、
 組作品ならレイアウトをどうしようとか、
 いろいろ考えないといけないことが増えてきます。



 さらに自分の作品だけでなく、
 皆の作品を並べるとなると、隣あう作品同士が
 同じ色合いや、同じ題材にならないように気をつけるとか
 全体のバランスにも気を配らないといけませんね。

 準備の段階では、みんなで意見を出しながら、
 作品のレイアウトを何度もなおしたり、
 グラフィックデザイン専攻1年生を目の前に、
 2年生がプレゼンをするというサプライズもあったり。

 こちらは授業内でグループ制作した課題作品で、    →
 いくつかあった中から一番いいものを展示しています。
 このモデルや衣装、メイク全て学生が行ないました。
 なかなかのものでしょ藤原先生べた褒めの作品です。

 この展覧会にあたって全体をまとめた西利咲さんに
 (グラフィックデザイン専攻2年生)感想を聞いてみました。

 『色をテーマに、2年生前期の授業「フォトII 」の
 集大成として、みんな真剣に取り組みました
 色とりどりの写真が並んでいて、形状、見せ方も
 人それぞれで楽しい仕上がりになったと思います。

 写真という媒体を通して、その人の価値観などを
 見ることができたし、私にはない写真のスキル、見せ方、
 考え方を学ぶことができて、とても勉強になりました。

 この展覧会のポスター、ネームプレート等の制作を
 担当したのは、藤本丈嗣くん、笹脇安由子さん、西利咲です。
 前期の授業終りの7月末からミーティングを重ね、
 実際の制作には2、3週間くらいかかりました。
 いろいろ大変でしたが、何とか出来たと思います。
 みんな、おつかれさまでした

 この写真展は、「フォトII 」のAクラスで開催しています。
 Bクラスは後期の授業ですが、今回の出来栄えに触発され、
 彼らも写真展をやりたいと意気込んでいるそうです。
 きっとBクラスもいいものを作ってくれるはずですね


 グラフィックデザイン2年生 写真展「色殻」

 2011年9月22日(木)ー9月28日(水)
 9:00ー18:00
 大阪美術専門学校ギャラリー
 


  グラフィックデザイン・イラストレーション専攻合同
 研修旅行は、2泊3日で瀬戸内海に浮かぶ島
 直島と、岡山県の倉敷に行ってきました!

 初日は学校から岡山のホテルまでバスで移動。
 移動中雨が降ったりやんだりで心配でしたが、
 ホテルに到着する頃には青空に変わっていました。

 夕食後は、今年日本を襲った
 東日本大震災のドキュメンタリーを上映。


半年たった今でも、映像を見ると辛くなるものがありますが、
けっして忘れてはいけないことだと思いました。

 上映後は、大阪芸術大学芸術計画学科教授であり、
 作詞家のもず唱平先生の特別講義がありました。
 音楽でも創作でも重要な著作権についてと、
 今回の震災のお話でした。

 講義の後、もず先生のお弟子さんで
 演歌歌手の高橋樺子さんに、もず先生が作詞した
 日本を応援する歌「がんばれ援歌」と
 広島で原爆にあったお父様の体験を元に作詞した
 「母さん生きて」の2曲を歌っていただきました。

 生で演歌を聞く機会はほとんどないので、新鮮な気持ちでしたし、
 今夜はとてもいろいろなことを考えた夜でした

2日目は船に乗って直島研修へ!日差しが強いのに
みんな甲板へ出て記念撮影や、風景を写真に収めたり、
タイタニックごっこをしたりと、乗船時間は約20分と
短い時間でしたが、それぞれに楽しんでいました

 

直島をめぐる方法はいくつかあるのですが、自転車を借りて
島中をサイクリングしながら、美術館を見て回ることができます

天気は快晴で、海沿いの道が多かったのと、急こう配が続く道ばかりで、
暑さとスタミナ不足になり、息が切れてしまうこともありましたが、
青い海と美しい風景を見ながら走れて楽しかったです



島にはたくさんの美術館が点在する中、今回はベネッセハウス
家プロジェクト李禹煥美術館、地中美術館を見学しました。
美術館はもちろん、島全体がアートにあふれていて、
とても刺激的な1日になりました。

帰りの船に乗る前に全員が集合したのですが、自転車
回っていた学生みんなは、健康的に日焼けをしていました。

 3日目はまず全員で倉敷にある大原美術館を見学。
  モネ、ロートレック、ピカソなどの絵画、現代美術、
 陶器、版画、染色などの作品が充実していて、
 建物自体もレトロモダンで、美術館の敷地内には、
 日本庭園もあり、1日いても飽きない雰囲気でした。

 見学後は、自由にロケハン。
 私たちが出掛けたのは倉敷美観地区という観光地区で、
 昔の街並みや建物がそのまま残されていて、
 タイムスリップしたような気分でした。

お店もたくさん並んでいて、どれを買っていこうか迷ってしまうほど。
みんな両手にお土産と思い出を抱えて帰ってきました。

 3日間あちこち歩いたり走ったり、
 海で泳いだり写真を撮ったり見学したり
 思い出がたくさん作れて、
 充実した夢のような時間でした

 帰った後は、課題のポスター制作があります。
 みんなが旅行でどんなものを見て、
 何を感じたのかを形として見ることができるので
 制作はたいへんだと思いますが、
 楽しみにしています。

 (PC教室アシスタント 野村 綾)

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