だんだん世間は夏休みムードに入りつつありますね。 美専では、もうちょっとお預けの7月19日 絵画専攻2年生の授業「材料演習」にお邪魔しました。 担当は原田昌幸先生、今日のテーマは「フレスコ画」
これはフレスコという古典技法を用いた実習で、 主に壁の上に石灰系の粉を水で練ったもの、 漆喰(しっくい)を塗り、その漆喰が まだフレスコな (イタリア語で新鮮な)状態、 つまり生乾きの間に、水で溶いた顔料で描く技法です。 有名なフレスコ画として、イタリアのバチカン市国の システィーナ礼拝堂にある「最後の審判;ミケランジェロ」や、 バチカン宮殿にある「アテナイの学堂;ラファエロ」など がよく 知られています。
授業では、壁にではなく小さなボードに漆喰を塗りました。 原田先生に勧められ、私も体験させて頂くことに !
1.まずフレスコ用石灰粉を水で練り、下地になる漆喰を作る。 泥遊びしているみたいで楽しいけれど、 なかなか根気のいる 作業ですね。
2ー3.そして、出来た漆喰をボードに 壁に塗るようにまんべんなく。最初はまだらになって ちょっと難しかったけど、ケーキ に生クリームを 塗る要領でやってみたら、キレイに出来ました。
漆喰を乾かしている間に、どんな絵を描くかを考えます。 学生さんは絵を描くのには馴れているから、 すぐ思いついて描けるんですね。私は全くノープラン・・・
待つこと約90分。いい感じに乾いてきたら、いよいよ描き始めます。 さすが絵画専攻のみんなは筆さばきが達者です 私は筆で絵を描くのが久々なもんで、とてもギコチナイ・・・。
みなさんが描いている最中に、「フレスコ画」の感想を聞いてみました。 「普段は油絵を中心にやっているから、馴れていない分とても大変 」 「絵の具が、漆喰にすうーっと馴染んでいく感じで描きやすい。 でもグラデーションは描きにくいかも。」などいろんな声のある中、 「壁に描いている気分で、ダ・ヴィンチになったみたい 」 (なんでダ・ヴィンチ??)っていう面白い感想もありました。
この授業はオープン科目に指定されているので、 他専攻の学生もいて、「普段絵を描いたり、 造形もあまりしないので、舞台セットなどの 美術で役に立ちそう。」映像専攻 「版画にもいろんな技法があるけれど、さらに幅が 広がってとても勉強になる。」プリントメイキング専攻 など新鮮な意見を聞くことが出来ました。
今日は、作品が乾ききってなかったり、絵が途中の 段階だったりするので、本当の完成品を見ることが できなかったけれど、学生も私も『フレスコ』な気分で、 授業を受けることが出来ました |