働くこと、生きること!

春の日差しが眩しい午後、
彫金アクセサリー専攻の先生を含む私たち8人は、会社見学へ向かった。
様々な製品の型を作っているという、株式会社ビルダーという会社なのだが、
それだけ聞かされてもピンとこない。

 会社見学は、入学してから初めてである。
 私たちは大きな期待と少しの不安を胸に、
 会社の入り口をくぐった。

 そこで迎えてくれたのは
 ピンクの作業着を来たおっちゃんと
 従業員の方々の温かい笑顔。
 瞬時に不安は消え去る。

 『鞄なんか置いて好きに見て回り!』という
 ピンク社長の一言に背中を押され
 普通に生きてるだけじゃお目にかかれない
 機械や作業の様子に心が踊る

作業台の上には、工業製品、キャラクターやフィギュア、おもちゃ、アクセサリー等の幅広い様々な型がある。
細か過ぎで、これまさか?手で作ってるんじゃないよね。
が、そのまさか!!!私から言わせれば、まさに神の領域。
私は近頃の若者丸出しで「ヤバい!すげー!意味が分からん。。。」を連発。
普段何気なく使っているものや、何気なく買っている製品もすべて、
たとえ顔は見えなくても、汗を流し情熱を持って作っている人間がいるんだ、ということを思い知らされた。

そして私たちは、事務所の方へ案内して頂き、
ピンク社長のありがたいお話を聞かせてもらいに。
10割は世間話。

が、今あらためて思い返すと、
あれは世間話の仮面をかぶった
「働くこと、生きること」という大きな
テーマの話だったなあ。

個人的に印象に残っているのは、
ピンク社長は朝の4時に会社に来て、
SAXの練習(もてるため)に励んでいるそうだ。
うーん。。。でかいぜ。


最後に、塗装の業務内容まで見せて頂く。ほんと何でもやっちゃう会社である。
働くお兄さんに「塗装をする上で一番大事なことってなんですか?」と聞くと、
「やっぱ気力と根性やね」。。。かっこよすぎ!!

 今回の見学を通して、働く厳しさと喜び
 この会社の皆さんから教わった。

 私たちの将来は、眩しすぎてよく見えないが、
 例えどんな仕事に就くことになったとしても、

 ここで働く方々のように、
 生き生きと仕事が出来たなら
 もう何も言うことはない!!!
 
どこで何の仕事をするかが重要なのではなく、
 誰とどのように働くのかが大切なんだ!」

 と、今回の見学を通じて学んだ。


帰りに、ピンク社長含む従業員の方々と、みんなで記念撮影をした。
「また卒制作りに来たらええ。また何かあったらおいで!暇やから」
というピンク社長の温かい言葉(暇と言いつつ、電話は鳴りっぱなし・・・)と
従業員の方々の、来たときと変わらない温かい笑顔に見送られ、私たちは会社を後にした。

振り返るたび、ピンク社長はそこにいた。
夕暮れに小さくなる、ピンク社長の手を振る姿が、今でも私たちの心を熱くする。
お忙しい中、本当にありがとうございました。
 
 投稿者 : 彫金アクセサリー専攻2年生 川上結希

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