4月のある週末、JR月ヶ瀬口駅に降り立ちました。 天王寺から1時間半弱、加茂駅で単線のワンマンカーに乗り換え辿りついた先。 大阪を出たときは久々に暖かい日だと思ったのに、冷えた空気 が足元から襲ってきます。 無人駅という寂しげな雰囲気もそれに追いうちをかけるよう。 満開を少し過ぎた桜 がだけ出迎えてくれ、鳥のさえずりが響きます。
なぜそんなところまで出かけたかというと、 空間デザイン専攻の家具デザイン担当、永尾博司先生の工房「は・ど・る」があるからです。 そこは、京都府相楽郡南山城町の旧田山小学校 。 2003年春に廃校となりましたが、3年ほど前に改築して再利用するようになったのだとか。 都市農村交流施設として再生し、そばうち、ガラス工房、わら細工、ペーパークラフトなど さまざまな教室が、まさに小学校の教室に同居しています。

ここは、雑誌にも取り上げられるほどの有名どころ。 廊下には、野の花やわら細工など、細やかな気遣いのディスプレイにふと目がとまります。 どこもかしこも雑誌から抜け出したかのような、絶好の撮影ポイント になります。
もちろん永尾先生の作品が並ぶ、 ギャラリーも例外ではありません。 理科教室にあったものをそのまま利用して、 展示台や部品棚にしてあります。 見せる収納としても十分な価値あり。 使い込んだ風合いが作品に深みを加えます
わたしが一番気に入った永尾先生の作品がそこにありました。 先日の「第49回日本クラフト展」で入賞されたのだとか。 →  同居したカフェ「ねこぱん」も大人気で、限定ランチがすぐになくなるほど! ナチュラル感たっぷりの素材、オリジナルソース、手づくりベーグル。 このカフェで使用されているスプーンなども永尾先生の作品で、 きちんと日常にとけこんだ、手になじむ優しい作品もつくっておられます。 人工的な音の一切しない 空間。 長くいても退屈しない、すっかり時間を忘れてしまいます。 あっという間に日が暮れてしまった小学生の頃 を思い出しました。 たった1時間半で田舎へ帰ったような気分、 懐かしい気持ちも湧き上がり、とっても得をした 一日でした。 たまには遠出もいいもんですね!
交通アクセス等はこちらから → 工房「は・ど・る」 → cafe ねこぱん blog |