盛況な『第28回 卒業制作展』 会期は明日を残すのみ!

前回のブログでは第1位の塚本英世賞の発表と、オープニングの模様をお伝えしました。
第28回卒業作品展特集・第2弾は、位と3位の受賞作をご紹介します

 2位にあたる校長賞を受賞したのは
 映像専攻濱本篤志君。
 作品タイトルは『111』
 5分間のアニメーション作品です。

 この『111』というのは数字学に基づいたもので、
 たとえばキリスト教で777は神、
 666は悪魔の数字というふうに、
 1つひとつの数字に意味があります。
 そこで、111は「狂気」を表わすのだそうです
 なるほど…作品からもそのような雰囲気、
 感じ取ることができます


アニメーションというのは、
先に1つのストーリーがあって、それに合った絵を
後からはめ込んでいくのが普通です。
そこでは物語や動きを重視するために、
どうしても1枚の絵は作業的にこなされ、
軽視されてしまいがちです。
濱本君はそれが受け入れ難く、
絵1枚1枚に力をこめて描き、もう少し絵を自由
開放してあげたいと感じたそうです。

また、ストーリーを作らないことで、
ストーリーに絵が縛られない、
ビジュアル(映像)と言語(ストーリー)が
同じ位置にある作品づくりを目指したそう。

なんだかわからないけれど、スゴい、というのが正直な感想です。モノクロの世界に時々差し込まれる、
強烈な色彩が目に残ります。一度見たら忘れることのできない、印象に残るアニメーションでした。

 3位のミネアポリスデザイン美術大学学長賞を
 獲得したのは、スペースデザイン専攻の
 横川綾香さんです。
 作品タイトルは『え、ほん?』
 こどもの気持ちを代弁しているのでしょうか、
 ステキなタイトルですね

 見て楽しいと思えるような、
 こどものための絵本やさんをデザインしました。
 横川さんはもともと子ども好きで、
 そこで子供向けの作品にしようと思ったそうです



『絵本から飛び出てきたような外観を意識して制作しました。
あまりパソコンを使って絵を描くのが得意ではないので、
設計図の展示の仕方も、ソフトを使って描いた一枚のパネルではなく、手描きの大きな絵本の形にしました。

いろいろな先生にアドバイスを頂いて
よりよいデザインにすることができました。
模型制作でも、ラストスパートは
先生や友人の助けがあってこそ乗り切ることができました。
本当に自分ひとりの力だけでは、
完成させることはできませんでした。』

丸くてやさしい形をした建物です。
私は憧れのヘンゼルとグレーテルのお菓子の家を
思い浮かべました
色合いもとてもカラフルで、遠くからでも目を引きそう。
実際にあったら、地元の有名スポットになりそうですね


1位と2位はアニメーション作品、そして1位と3位は子どものためということを意識した作品の受賞となりました。
賞に選ばれた作品は、どれも完成度が高かったように思います。
そこからは、受賞者たちが真摯に制作に打ちこんだ姿が透けて見えます。
受賞されたみなさん、本当におめでとうございました

展示期間は、まだあと1日あります 
ここでしか見られない作品も多数ありますので、この機会にぜひご覧になってくださいね

大阪芸術大学附属大阪美術専門学校
 
第28回卒業制作展

  2010年2月13日(土)ー16日(火)
   10:00ー17:00

 
万が一ご都合のつかない方は、こちらはいかがでしょうか
 短期大学部との合同で開催される、卒制作品選抜展です。 

 「大阪芸術大学短期大学部・大阪美術専門学校 卒業制作作品選抜展」
 2010年3月3日(水)ー3月14日(日)
  11:00ー18:00
  
大阪芸術大学グループほたるまちキャンパス 


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