2010年2月アーカイブ

青地弥生さん(2003年芸術研究科陶芸コース修了)の個展を見に行きました
「現代クラフトギャラリー」は、本校の卒業生が過去にも個展をしており、
若い人たちの発表の場として最適な画です。2月にも卒業生の個展があります。

2日目の画廊にて
彼女自身初めての個展なので、大変緊張しているかと思いきや
学生時代と同じくマイペースで、見に来られた人と接する姿にひと安心しました
訪れた時、デッサンの授業を担当されていた浜本隆司先生が見に来られており、
彼女の作品を手に取って眺めておられました。



作品は動物をモチーフに、器・ランプ・蓋物・花入れ、などが主で、
彼女自身、学生時代から大切にしてきた技法「透し彫り」を用いた照明器具
洗練された仕上げがされており、春の陽光を思わす雰囲気で展示されていました




 

今回の作品で彼女の自信作は、「トラの置物」・「芋虫の掛け花」・「ランプ」だとか。
卒業後、試行錯誤を積み重ねられた作品は、素材/機能/デザインを十分に考慮した作品です。
「ものづくり」の楽しさを見る人に感じさせてくれます。

上絵付けを巧みに使った、ユーモアたっぷりな「芋虫の掛け花」「トラの置物」
なかなかモダンな作品で、和洋どちらの空間にも違和感を感じさせません。
ボディーと文様とのバランスは、思わず「ウフフ」と心をなごませてくれました

 
 そしてもう一つ気になる作品が、手のひらに隠れるくらいの小さな、
 「薬味入れ」蓋のつまみが「トラさん
 思わず手に取りたくなるような作品でした。

 さて次の個展には、どのような展開を見せてくれるのでしょうか?
 これからの作品にも注目してゆかねばと思い画廊を後にしました。

 

 投稿者 : 陶芸専攻教員 伊藤 均 
 


現代美術の現代!?

2010年2月 6日

1月23日(土)の午後、日差しはあったかそうなものの、それを裏切るかのような風の冷たさの中、
プリントメイキング専攻の日下部一司先生「現代美術論」が中之島周辺で行なわれました。
この科目は『オープン科目』といって、他専攻の学生さんも履修できる科目です
美術館と周辺画廊の見学を行ない、現代美術の現代(いま)を知ることを目的に出かけました

行先は、国立国際美術館の『絵画の庭』
国内のゼロ世代といわれる現代アーティスト28人を集めたもの。

  当日は5周年記念のシンポジウムがあり、
  地下1階ロビーがものすごい人だかりでした。
  講義室の定員は既にいっぱい

  ロビーのモニター聴講すら立ち見状態です。
  どうやら一番多い時間に
  ぶつかってしまったようですね

  2時半に美術館前に集合予定だったのですが、
  午前中の実習が少し押したらしく、
  数人は遅れてくるとのことで、
  先に集合したメンバーだけで自由見学。
 

展示室は地下2階と地下3階、2フロアーを占めるだけあって、総数200点あまり。
日下部先生の予想では1時間コース、私は1時間では見終わりませんでした。多すぎます
もちろん展覧会の顔、奈良美智さんの女の子の作品もどーんとあります。
本物もうまいとは、皆の意見でした。

他の作家さんの作品は、
見る側の好みがはっきり分かれるところですね。
じっくり見たいところ、そうではないところ、
シュールなもの、ほんわかしたもの。
くすっと笑えるもの、えーっと引いてしまうもの。
おもちゃ箱をひっくり返したようで、
いい意味でバラバラな感じでした。

皆さんが見に来られたら、どう思われるでしょうか
学生さんそれぞれの感想が楽しみです。
今日の感想は、次の授業までに先生に提出し、
授業内で全員に配布されるそうです。
どんなことを感じたのか知りたくなりますね

 

◆「絵画の庭ーゼロ世代日本の地平からー」
 
2010年1月16日(土)ー4月4日(日)
 10:00ー17:00 金曜日は19:00まで(入館は18:30まで)
 月曜休館 (月曜が祝日の場合は翌日が休館)
 国立国際美術館

1月29日(金)、朝9時・・・
会場となる教室の前には多くの学生や先生が集まっています。
これから卒業制作展パンフレットの撮影が始まるのです。
撮影は29日・30日・31日と3日間、日曜返上で行なわれます。
17点の優秀作品が、その瞬間を今か今かと待っています
カメラマンを務めるのは藤原純子先生です。
藤原先生は「フォトグラフィ」、「写真演習」などの授業をされています。言わば写真の専門家です

 ぴりぴりとしたムード漂う中、
 撮影準備は進められます。
 高まる緊張感
 現場では、準備に追われる
 学生や先生が行き交っています。
 
 撮影スケジュールや注意点を確認した後、
 藤原先生はカメラマンに徹し、プロとしてのお仕事
 
 「フォトグラフィ」の授業を受けている十数人の
 学生もアルバイトとして仕事を頂き、
 藤原先生の撮影アシスタントとして働きます。
 アルバイトたちはセッティングに走り回ります

さあ、撮影開始ですまずは顔写真から。
優秀賞に選ばれた学生は、作品・コメントとともに
一人ひとりの顔写真も掲載されます。
この日のためにみんな、気合をいれて
お化粧してきたのでしょうね

でも、カメラを前にすると、
緊張で顔のこわばる受賞者たち。
学生アルバイトがカメラの後ろで
を振ったりしておどけ、緊張をほぐします。
自然な笑顔になったところを
藤原先生のカメラが捉える
すばらしいチームワークですね

 撮影はどんどん進み、作品の撮影に移ります。
 教室を2つに仕切り、平面作品班と
 立体作品班とに分かれての撮影です。
 
 電気を消し、暗幕で覆われた教室に
 照明機材以外の明かりはありません。
 うす暗い部屋に、シャッターを切る音だけが
 響きます。息がつまりそうです

 立体作品は、制作者本人・専任の先生の
 見守る中で藤原先生が撮影します。
 なんと半袖で撮影に臨む藤原先生。
 学生に出す指示・真剣な横顔にも、
 撮影のプロとしての一面が垣間見えます。

  どのようなパンフレットが出来上がるのでしょうか、
 期待がふくらみます


もうすぐ卒業でさみしい、と学生さんの一人が言っていました。
カレンダー上では3月に卒業式・・・まだまだ先と思う反面、
この撮影で卒業までの日数を実感することになったでしょうね。
2年生のみなさん、あと1ヶ月半、美専での学生生活を頭と身体に思いっきり焼き付けましょう

第28回卒業制作展
  2010年 2月13日(土)ー2月16日(火)
  10:00ー17:00
  大阪美術専門学校 A棟地下展示室  および  1F展示ギャラリーなど


1月28日(金)午後3時 A棟地下 展示室
『大阪美術専門学校 卒業制作2009』 最終選考会に潜入しました
本来は非公開で行われるので、こうして公開するのは初めてでしょうね。ムフフっ
きっと在校生も知りたいはず!!!みなさんの気持ちをくんで、意気揚々と潜り込んでみました。

 ここに至るまでの経緯をお伝えしましょう
 12の専攻がそれぞれの専攻内で
 優秀作品をいくつか選びます。

 それらの作品が今日はじめて勢ぞろいし、
 校長および専任教員からなる
 12名の審査委員により、
 公正なる投票が執り行われます。

 そしてナンバー1が決定
 2位も3位も決まります。



まずは、本番の卒業制作展と同じように、
展示会場に作品展示を行います。
制作した学生さん本人だけでなく、同級生も協力し、
先生のアドバイスのもとに、
一番素敵に見えるようにディスプレイします。

映像作品やプレゼンテーションを作品とする
コミュニケーションデザイン専攻の卒業制作は、
A棟の展示会場を出て
C棟の視聴覚室やCG教室に先生たちが大移動です。
廊下では和やかな雰囲気ですが、
各教室に入ってしまえば、咳一つない厳粛な雰囲気。
取材していても、存在を消さなきゃって気になります。

グラフィックデザイン、イラストレーション、映像、漫画、アニメ、スペースデザイン、
ライフデザイン、プリントメイキング、陶芸、彫金アクセサリー、絵画、コミュニケーションデザイン

これだけ幅広いものの中から決めるなんて、とても酷なことですね。
普通は同じメディア、同じ表現方法の中で決めるものでしょうけど。。。
「ほんまに決め難い」とは一番強く感じたことです。
自分が投票するとしたら。。。と考えただけで恐ろしい
学生さんたちの顔が浮かぶようで、とてもいたたまれない空間でした。

今回は二人で取材に入り、もう一人の取材者のコメントはこちら

『作品の選考会を見させてもらうのは人生初専任の先生方が一堂に会し、
 おいそれとジョークも口にだせないような雰囲気です。 
 お、落ち着かないです・・・学生時代はまったく謎だった部分を直に目にして、
 何か感想が出てくるよりも先に、こうやって選ばれるのだな・・・と感慨深いです。

 先生方の目で評価され、決定する受賞作品。
 でも、すんなりと決定するわけではなく、先生方の意見が最終的に
 まとまった結果、作品が選び出されていくのですね。
  なぞなぞが解けたときの気分のようで、ちょっとすっきりとしました。
  貴重な経験、とても興味深かったです

そして、各賞の発表は、こちら。。。
 

と言いたいところですが、ここではお知らせできないことになってまして。スイマセンm(_ _)m
その結果と作品は、ナマの卒業制作展をご覧ください。

 第28回卒業制作展
 2月13日(土)ー2月16日(火)
 10:00ー17:00
 大阪美術専門学校 
 A棟地下展示室および1階展示ギャラリー等
 
オープニング及び表彰式 2月13日(土)10:30



 万が一ご都合のつかない方は、
 こちらはいかがでしょうか
 短期大学部との合同作品展です。 

 「大阪芸術大学短期大学部・大阪美術専門学校 
  卒業制作作品選抜展」
 3月3日(水)ー3月14日(日)
 11:00ー18:00
 大阪芸術大学グループほたるまちキャンパス 


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