2009年7月アーカイブ

ゆっくりしてる学生さん、焦ってくださいよー

ライフデザイン専攻の3年生が、卒業制作作品の第一段階プレゼンテーションを行いました。
前期でプランをパネル発表し、後期でモデル制作にとりかかります。
これはこの専攻が特別に早くとりかかるのかもしれませんね。

この時期にしっかりとしたプランができあがってないと、秋の制作に支障がでるわけです。
制作ってとーっても時間がかかるので、一度失敗するととても青冷めることになります 


さて本番当日9時
プレゼンテーションをするための設営からすべて、
学生さんが自らの手で行います。 

パネル展示用のチェーンを水平にぶらさげるところから始まります。

実物を用意する学生さんは、
セッティングに余念がありません。

10時半
3年生は全身スーツ姿に着替えてピシッと登場




10時40分
専任教員の鈴木球也先生より本番直前のプレゼンポイントを最終チェックしています。
極限の緊張感ではちきれそうな表情です

1年生から3年生まで学生全員がそろい、先生方もそろって、プレゼンテーションを見守ります。

なんと卒業生も4、5人様子を見に来てくれました。
こんな後輩思いの優しさにあふれたところが、大阪美術専門学校の卒業生の良さですね。


その卒業生に聞いたところによると、するどい意見を言う先生ばかりだから、このパネル審査が一番怖いって話でした。
初めてプランを人前で発表するので、実用に値するかどうか買ってみたいと思わせるものでなければ
全くのやり直しになるのです。ドキドキ感は特大でしょうね・・・

そして聞く側の後輩たちも、意見を言わないと許されません。なぜなら鈴木先生曰く、「デザインの仕事はしゃべること!必ず話しなさいよ。」

最初の頃は、遠慮がちだった1年生も3年生のプランで弱いところをずばっと指摘してみたり、お互いのためになる意見交換の場になったようです。

このプレゼンの中で、キッズコスメを提案した学生さんがいました。そこで見に来ていた卒業生が、化粧品の容器を塗装する会社に勤めているので、コスメモデルをつくる時にプロの手で安く塗装してもらう話がつきました。
こんな様子を垣間見ると、ものづくりも人的ネットワークなのだと痛感しました。

今後の予定は以下の通り
 10月末 モデル制作
 11月末 ディスプレイ
 12月末 手直し
 
今回の後輩や卒業生からのするどい意見が、今後どう反映されるのかとても楽しみです
今後もライフデザイン専攻の制作状況を追いかけていきたいと思っています。
ちなみに何人かは既に内定を貰っているので、楽しい夏休みが過ごせることでしょうね


松本良太くんと、西岡恵子さんの画廊企画の二人展です。
「本展は、生活環境の中で目にする様々な情報媒体からの影響や、そこから記憶された像などを対象に、自己の視点を感得しながら、それぞれのイメージを描いた作品をご紹介致します。」と、画廊のホームページでは紹介されています。

最終日にようやくこの展覧会を見ることが出来ました。
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松本良太くんは2007年にプリントメイキング専攻を卒業後、京都精華大学に編入し、この春卒業と同時に直島の地中美術館に就職が決まりました。現在は「直島コメづくりプロジェクト2009」に参加し、なんと現地で畑仕事をしています。
日に焼けて、大柄な松本くんがますますたくましくなっていました。

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大阪美術専門学校での卒業制作展では木版画の連作で優秀賞を受賞しています。
京都精華大学でも版画を専攻したのですが、なぜか卒業制作は今回の作品と同じ手法 の「ドローイング」でした。
この卒業制作展の作品が画廊オーナー(Oギャラリーeyes・大阪)の目にとまり、今回の企画展出品となったのです。

ちょうど私が会場にいたとき、ある美術館の学芸員の方が会場に入って作品を見るなり「くすっ  」と笑われました。
彼の作品はそんな軽快な笑いを誘う作品です。

なお、二人展の相手である西岡恵子さんは大阪芸術大学美術学科の卒業生で、大阪芸術大学ブログにも紹介されたことがあります。>>>2008年5月5日の芸大ブログ

ちなみに画廊オーナーの唐木満さんも大阪芸大の卒業生で、偶然にも大阪芸術大学グループ卒業生で構成された二人展でした。

  投稿者 : プリントメイキング専攻教員 クサカベカズシ

「EXHIBITION The extracted element 2」
 2009年6月22日(月)ー6月27日(土) 
 Oギャラリーeyes  
<展覧会は終了しました> 


グラフィックデザイン専攻の津田光明先生の授業って、とっても厳しいって学生さんからよく聞きますが、
振り返れば将来のためになるし、変化に富んでて充実した内容だと評価が高いんですよ

「人前で話すなんて苦手で、課題締め切り前日なんて死にそうだったけど、
やっぱりやってよかったと思える授業だった」ともっぱら好評です。
とは言っても1年生の間では、ここだけの話、「魔の金曜日」と言ってるそうですよ。
午前は「プレゼンテーション」 午後は「立体表現」 一日中、津田先生とおつきあいできる曜日だからですって

さて、その魔の授業(?)の一つを紹介しましょう。 

「プレゼンテーション」グラフィックデザイン専攻の1年生が前期で履修する科目。
ときどき公開プレゼンテーションと言って、ゲスト聴衆の募集をしています
                                     
そこで、初めての潜入取材を敢行いたしました

聞くだけでいいのかと安心していたら、なんときっちり評価表なんてものが配られて、
もちろん意見も言わせていただきました・・・

今日はイラストレーション専攻の2年生も授業の振替で聞きにきていました。
彼らも1年生の時に津田先生にきっちりしごかれたクチですね。きっと適切で冷静なアドバイスが聞けるはず。



さて課題は「観光イベントの企画、場所や金額は問わないもの。
起承転結がきっちりできていること、今回が2回目のプレゼンなので、カンペは見ないで発表するのがルールでした。


2・3人で1グループ、9グループが10分の持ち時間で、実物投影機で資料を提示しつつ説明していくスタイルです。

それぞれ見ていくと、資料も手書きがあれば、きちんとイラストレーターで作ったものもある。ツアープランの目的やターゲット、行き先もそれぞれで興味深いです。

たとえば、OLさん狙いの韓国エステ、カップル限定阿寒湖ツアー、歴史探訪もの、大河で人気の直江兼続にゆかりのある観光地をめぐるなど。


たった2回の授業でここまできちんとリサーチからコンセプト設定、資料作成、リハーサルまで行い、
3回目に本番のプレゼンへもっていくのはとても大変だと思います。
 
いきなりこのプレゼンがあったわけでなく、1回目のプレゼン課題を既に経験していたからです。
ランダムな5人グループで公園のリニューアル企画」を行いました。近所の方への情報収集から始まりコンセプト設定、資料作成、すべて同じ手順を踏んでプレゼンをしています。
何度も何度もテーマを変え、グループを変え、時間制限のある中で、きっちりクライアントの要望にこたえる訓練をしているわけです。

次回のテーマは「商品企画」です。
これまでのテーマが身近なものから始まり、どんどんポイントを絞っていくという過程が大事なのでしょう。
普段何気なく見ているものに疑問をもち、リサーチをする訓練を重ねて、人に伝える方法を試行錯誤し、
日々の習慣にしてしまう。何気ない生活の中で、観察力をも養う授業となりえます。
それがデザイナーには必要な素養なのです。
ただ何も考えずに毎日をすごしてしまうと、発想というものは生まれないでしょう。
考えることの大切さを学ぶ授業です。

次のプレゼンは、1人で行うもの。
非公開となるので、お伝えすることは出来ませんが、
今回の評価表を参考に、バージョンアップしたプレゼンが期待できることでしょう。

ゆくゆくは「自分を商品として売り込む
つまりは、就職活動につながるのです。
このまま体験を活かしていけば、
2年生になってから慌てずにすむわけです。

さてこういったプレゼンの授業は、ほかにもたくさんありますよ。たとえば学校案内パンフレットを企画するものなど。こちらも取材できれば、ブログにのせますねー


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